定期健診を受診するメリット
悪くなってから痛くなってからの治療は歯の寿命を短くする。
定期的に歯科の健診を受けているという患者様はかなり少なく、歯に不具合違和感を感じた時だけ歯科へ受診される患者様がかなり多く見受けられます。
しかし悪くなった時だけ治療をすることを繰り返していると歯の寿命を短くします。
また歯は一度失うと再び元に戻ることはありません。
定期健診を受けることによって歯を長持ちさせ、お口の健康を維持することによって体の健康を維持するだけでなく費用、時間を大切にすることができます。
お口の健康が体の健康につながっていく
歯の健康は体の健康と関連することが様々な研究で分かってきております。
たとえば歯周病菌やカリエス菌等が血液中に入り込み、血流に乗って脳や心臓の血管詰まらせたり、認知症やアルツマイマー病を引き起こしたりする原因になる場合があります。
定期健診を受けることによってお口の健康を保ち、全身の健康の維持につながっていきます。
脳の活性化につながっていく
咬むまたは咀嚼するという刺激は脳に伝わっていきます。
歯を多数、失っていくと咬む力が弱くなったり、咀嚼回数が減ったりしていくと老人性認知症を引き起こすリスクが高くなることが様々な研究の結果でわかってきております。
歯をできるだけ多く残すことは将来の生活や健康状態に大きく影響していきます。
咬合力を維持させる
歯を1本でも失うと咬合力はかなり低下します。
咬合力が弱くなるとスポーツや力仕事をするときなどに十分な力を発揮できなくなります。
歯を残すことで咬合力を維持発揮できます。
悪くなってから痛くなってから治療を開始するデメリット
治療が痛い
虫歯が進行して痛みの症状が強くなっていくと麻酔が効きずらく、強い痛みに耐えながら
歯周病も進行していると治療時に痛みが伴うことが多々あります。
歯を失う
虫歯の治療のため歯を削り、歯が小さくなり、削る回数が多いと最後は歯を残せる可能性が少なくなる場合があります。
歯周病も進行していくと歯を支える骨がなくなり、歯がグラグラして歯を抜かないといけないリスクが高くなっていきます。
治療日数回数が増える
軽度の虫歯や歯石除去等であれば数回の治療で終了しますが虫歯が進行し神経にまで到達して疼痛や炎症を引き起こしたり、歯周病が進行していると治療期間が長くなり通院回数を増えてしまいます。
治療費がかかる
歯が悪くなってから治療を開始すると治療も難しくなり、通院日数または回数も増えます。
虫歯が進行し削る部分が多くなったり、歯を失ったりするとそれを補うための補綴処置が必要なり費用の負担が増えます。
歯科健診をお勧めの患者様
重度の歯周病
重度の歯周病は歯周ポケットが深いため、歯茎が腫れ易く、ケアしずらいため病状が進行し歯がぐらついてくる
虫歯リスクが高い
歯の質が弱い、唾液が少ない等、虫歯ができやすい方
歯石が付きやすい
歯石を除去しないと歯周病が進行してしまうリスクが高まります。
こまめに歯周病の健診を受け歯石を除去する必要があります。
糖尿病
糖尿病に罹患していると体の免疫力抵抗力が低下して歯周病が進行しやすくなります。
タバコを吸う
タバコを吸う方は、歯周病になりやすく、再発しやすくなります。
出血や歯茎の腫脹などによって歯周病の進行に気がつきずらくなるため、定期的に健診を受けないと歯周病が進行し重症化しやすくなります。