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ホワイトニングとPMTCとは?それぞれについて詳しく解説

2024年4月25日

こんにちは
院長の千秋です。

前回は、審美歯科治療とは?審美歯科治療の選びかたについて説明しました。いかがでしたか?
今回は、現在歯科医院で施術されているホワイトニングとPMTCについて説明させて頂きます。

最新のホワイトニングについて

2024年4月現在、歯科医院で行われている最新のホワイトニングには大きく分けて3種類の施術方法があります。

①オフィスホワイトニング:歯科医院で行う施術法で、高濃度のホワイトニング薬剤を用いて短時間で歯を白くしていきます。
②ホームホワイトニング:患者様自身がご自宅で行う施術法で、低濃度のホワイトニング薬剤を患者様自身の口腔内に適合したマウスピースを使用して長時間歯に薬剤を接触させ歯を白くしていきます。
③デュアルホワイトニング:オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行う施術法で、両方の施術を組み合わせることによってより高い効果を得ることができます。

それぞれの方法について、詳細を以下に説明します。 

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が直接行う専門的なホワイトニング施術法です。高濃度のホワイトニング薬剤を歯に塗布し、光照射によって薬剤を活性化させ、短時間で歯を白くすることができます。1回の施術で数段階の白さが期待できます。

一般的なオフィスホワイトニングの手順は次の通りです。

1 口腔内及び歯のシェード確認等: まず、歯科医師が患者様の口腔内を確認し、歯の状態や歯周組織の確認をします。ホワイトニング施術前に歯の汚れや歯石除去を行い、ホワイトニング施術前の現時点での歯のシェードの確認(色)やホワイトニングが適切に施術できるかどうかを診断判断します。
2 オフィスホワイトニング施術スタート: 患者様の歯肉や口腔組織を保護するために、ゴム製のガムシールドやワセリン等の保護材を使用して口内を保護し、ホワイトニング薬剤を歯の表面に塗布します。このホワイトニング薬剤には、過酸化水素やカーバミド過酸化物などの活性成分が含まれています。
3 LED光やレーザーの照射: 一部のオフィスホワイトニング薬剤では、光やレーザーを照射して薬剤の効果を活性化させます。これにより、より速やかに歯を白くします。
4 ホワイトニング薬剤の除去と歯の白さの確認: ホワイトニング薬剤の効果が十分に得られた後、薬剤を除去し、後日患者様の歯のシェード確認(色合い)を評価判定します。必要に応じて追加のセッションが行われることもあります。

オフィスホワイトニングの利点は、専門家の管理の下で行われるため、より速やかに効果が得られることや、安全性が高いことが挙げられます。ただし、ホワイトニング薬剤の使用に伴う一時的な知覚過敏や、一部の患者様に一時的な歯の痛みが発生することがあります。

メリット

・即効性がある: 1回の施術でも効果を実感しやすく、さらに効果を高めるには2~3回以上の施術をおこなうことでさらに歯の白さを実感することができます。
・処置時間が短い:ホームホワイトニングは、白さがでるまでマウスピースを使用して3週間かかりますが、オフィスホワイトングは、歯科医院に通院する必要がありますが1回の施術は60分から90分以内に終了します。
・セルフホワイトニングより高い効果がある:美容院等で行われている簡易セルフホワイトニングよりも確実に歯の白さを実感できる
安全性が高い: 歯科医師による管理のもと行われるので施術中に歯の痛みや違和感がある場合すぐに対応ができるため、安全に施術がおこなえる。
・歯のクリーニングや歯石除去も行える: ホワイトニング効果をより一層高めるため、施術前に歯の着色除去や歯石除去などのケアをおこない、ホワイトニング効果を最大限に引き出すことができます。

デメリット

・後戻りが早い:ホームホワイトニングと比較した場合、オフィスホワイトングは短期間で歯を白くできますが効果の持続期間は短い傾向にあります。ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングの逆となります。
・回数が重なっていくと費用がかかる: ホームホワイトニングに比べてオフィスホワイトニングは高額になる場合があります
時間がかかる: 1回の施術で約1~2時間かかる
すぐに施術を受けられない場合がある
知覚過敏などの副作用が出る可能性がある場合がある

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、自宅で患者様自身が行う施術法です。低濃度の薬剤を患者様自身の口腔内に適合したマウスピースを使用して長時間、歯に接触させ、歯を白くしていきます。オフィスホワイトニングよりも効果は穏やかですが、患者様自身のライフスタイルに合わせて自分のペースで施術します。通常、歯科医院から提供される特殊なキットや製品を使用して行います。

ホームホワイトニングの手順は一般的に次の通りです。

1 口腔内及び歯のシェード確認等: まず、歯科医師が患者様の口腔内を確認し、歯の状態や歯周組織の確認をします。ホワイトニング施術前に歯の汚れや歯石除去を行い、ホワイトニング施術前の現時点での歯のシェードの確認(色)やホワイトニングが適切に施術できるかどうかを診断判断します。
2 ホワイトニングトレーの型取り: ホームホワイニングを始める準備として、患者様の歯の型を取り、それを基に患者様自身に適合したカスタムフィットのホワイトニングトレー(マウスピース)を作成します。
3 ホワイトニング薬剤の使用開始: 患者様は、歯科医師から提供された薬剤をホワイトニングトレーに適量塗布し、それを歯に装着し、ホワイトニングを開始します。
4 指定された時間の経過: 患者様自身でホワイトニングトレーを数時間または一晩中装着し、薬剤が歯の表面で作用する時間経過を待ちます。これを数週間続けることで、徐々に歯の色が白くなっていきます。
5 歯の白さの確認: 治療期間中、歯科医師は患者様のホワイトニング進行状況(シェード等)を定期的に確認し、必要に応じて調整を行う場合があります。また、過度な知覚過敏やその他の問題がある場合には対処します。

ホームホワイトニングの利点は、自宅で手軽に行えることや、比較的低コストで施術ができることが挙げられます。また、歯科医師が作成したカスタムフィットのホワイトニングトレーを使用するため、より効果的かつ安全に薬剤を歯に適用できる点も利点の一つです。

ただし、ホームホワイトニングの効果はオフィスホワイトニングよりも速やかではない場合があります。また、患者様自身の自己管理が必要であり、歯科医師の指示を遵守し、ホワイトニングの適切な手順や薬剤の使用方法に関する指示に従うことがとても重要となります。不適切な使用方法や長時間の使用は、歯や歯肉の損傷を引き起こす可能性がありますので注意が必要です。

メリット

費用が安い: オフィスホワイトニングよりも低額
患者様自分のペースで行える: 患者様自身のライフスタイルに合わせて施術がおこなえるので時間や場所に縛られない
お手軽: マウスピースを装着するだけで徐々に白くなっていきます。

デメリット

・効果が出るまでに時間がかかる: 低濃度の薬剤を長時間使用するため、オフィスホワイトニングよりも効果を実感するまでに時間がかかる
セルフケアが重要: マウスピースの装着時間や薬剤の管理を患者様自分で行う必要がある

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、ホワイトニングの効果をより強力にするために、二つの異なるホワイトニング方法を組み合わせて使用するホワイトニング施術法です。通常、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法で行われますが、時には異なる種類のホワイトニング薬剤を組み合わせたり、光やレーザーと薬剤を組み合わせたりすることもあります。

オフィスホワイトニングにて短時間で歯を白くし、ホームホワイトニングで歯の白さを効果的に維持します。デュアルホワイトニングが最も高い効果を得ることができ、長期的な歯の白さを保ちたい方におすすめです。

一般的なデュアルホワイトニングの手順は以下の通りです:

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行う施術です。施術法は、上記のホワイトニング法を参照してください。

デュアルホワイトニングの利点は、オフィスホワイトニングの即効性と、ホームホワイトニングの長期的な効果の持続性を組み合わせることで、より長期間にわたって白い歯を維持できることです。また、患者様の個々のニーズや歯の状態に応じて、よりカスタマイズされたアプローチを提供することができます。

ただし、デュアルホワイトニングは通常、単一のホワイトニング手法よりも高価であり、治療期間が長くなる場合があることに留意する必要があります。また、ホワイトニングを成功させるためには、適切な歯科医師の指導と管理のもとで行われることが大変重要となります。

メリット

・短期間で効果がでて持続性が高い: オフィスホワイトニングの特徴である即効性とホームホワイトニングで持続性を兼ね添えているため、短期間で白さが出て長期間白さを維持できる。
ホワイトニングの高い効果: オフィスホワイトニングよりも白さを追求できる
デメリットを補う: オフィスホワイトニングの費用やホームホワイトニングの効果の弱さを補うことができる。

デメリット

・費用がかかる: オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方の費用がかかる
時間と手間がかかる: 両方の施術を受ける必要があるため時間と手間がかかる可能性がある。

PMTC

PMTCとは?

PMTCは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略称で、歯科医院で行う専門的な歯のクリーニング(専門的機械歯面清掃)です。日常の歯磨きでは取り切れない歯石やステイン(外来着色物)、バイオフィルムを歯科衛生士が専用の機器や薬剤を用いて、歯の表面や歯周ポケット内の汚れを徹底的に除去し、う蝕や歯周病になりにくい口腔内環境を整えます。

PMTCの目的

・虫歯や歯周病の予防
歯の表面の着色除去
口臭の予防
歯の質感を向上させる

PMTCのメリット

・日常のセルフケアでは落としきれない汚れを、歯科衛生士が徹底的に除去します。
・虫歯や歯周病の予防効果があります。
・歯の表面のステイン(着色)を除去することができます。
口臭の予防効果があります。
歯の質感を向上させ、ツルツルに仕上げることができます。

PMTCのデメリット

・保険適用外のため、自費診療となります。
定期的な施術が必要です。
人によっては痛みや知覚過敏を感じる場合があります。

PMTCの費用

PMTCの費用は保険外診療になりますので歯科医院によって異なりますが、1回あたり6000円~12,000円程度が多いです。

PMTCの頻度

PMTCは、3ヶ月~半年に1回程度の頻度で受けるのがおすすめです。

PMTCの施術法

1 問診:虫歯や歯周病の有無、口臭の悩みなどを歯科衛生士に聞かれます。
2 スケーリング:超音波スケーラー等を使用して、歯の表面や歯周ポケット内の歯垢や歯石を除去します。
3 ルートプレーニング:必要に応じて歯の根の表面を滑らかにし、歯周病菌の付着を抑制します。
4 研磨:専用の歯磨剤を使用して歯の表面を磨き、ツルツルにします。
5 フッ素塗布:虫歯予防のために、フッ素を歯に塗布します。

PMTCを受ける際の注意点

PMTCは、虫歯や歯周病の治療ではありません。
PMTCを受けた後は、24時間程度はコーヒー等の飲食を控えてください
知覚過敏がある場合は、施術前に歯科衛生士に相談してください。

PMTCは、虫歯や歯周病を予防し、健康な歯を維持する大変効果的な予防法です。定期的にPMTCを受けることで、口内環境を清潔に保ち、患者様が自信を持って美しい歯と笑顔を維持することができます。

まとめ

今回は、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3つのホワイトニング法の利点欠点を述べました。

それぞれに利点欠点があり患者様ご自身のライフスタイルにあわせて選択して頂くのがベストな施術法と思われます。

もし選択に迷いが生じることがあれば当院ではホワイトニングコーディネーターが在籍しておりますのでお気軽に相談してから患者様が選択して頂くことも可能です。

PMTCはホワイトニング法ではありませんが歯の質感を保つこと、口臭予防対策として大変有効な施術法です。

ホワイトニングとPMTCを組み合わせることによって患者様が自信を持って美しい歯を維持することが可能です。歯を白くしたいと希望されている患者様がいらしたら是非一度検討されてみたらいかがでしょうか?

上記の施術はいつでも可能です。
わからないことや不明な点があればいつでもお気軽にご相談下さい。宜しくお願い致します。

院長 千秋

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